プチ断Jr.を試してみた結果とは少し関係のない長い話

ジャニヲタになる前、私は48ヲタだった。

ダンスをガシガシ踊る梅田彩佳ちゃんへの憧れを入り口にして、どんどんAKBにハマった。好きな気持ちは姉妹グループのSKE48にも波及して、のちに誕生するNMB48はオーディションのときから追いかけていた。
 
興味の幅がそのくらいにまで広がってもそれでもずっと好きだったのは梅田彩佳ちゃん
 
一生懸命に頑張る梅田はかっこよくて、顔いっぱいの笑顔で笑う梅田は可愛くて、ほんとうに好きだった。そこそこ進学校の私立女子校に通って勉強ばかりさせられていた私にとっては、自分で選んだ道を歩む梅田が、ステージで汗を光らせながらしゃかりきに踊る梅田がどこかうらやましかった部分もある。梅田のように苦難を乗り越えたら何か得るものがあるかもしれないと、梅田を見習って私も頑張っていたつもりだし、梅田は私より100倍も1000倍も何万倍も頑張っていた。梅田の努力が報われたとき自分のことのように嬉しかったし、梅田が悔しがると私も悔しい気持ちでいた。総選挙でシングル選抜メンバーに一歩届かなかった悔しさも、その翌年に選抜入りした喜びも、NMBに移籍することになって心機一転がんばろうの気持ちも、ぜぇぇぇんぶ一緒に味わってきたつもりだ。
 
そんなに好きだったのに、AKB熱が冷めたのはなぜか。それは、

誰よりも頑張っているように私の目に映る梅田が報われることは

そう多くはなかったから。

シングル選抜はプロデューサーの一存、総選挙で上位にランクインできるのはファンの財力と私は途中から気付き始めた。私の目は梅田にくぎ付けだったから、他のメンバーがどんな風に頑張ったとかどんなところが良いとか知らないから総選挙の上位メンバーについては何とも言えないけど、シングルを買った枚数だけ投票券が手に入るのは純粋な総選挙な感じがしなくて悶々としながら過ごした総選挙は2回くらいあった。どのメンバーがセンターに立っていても私はそんなこと関係なくて、とにかく梅田がステージのどこかで踊ってさえいてくれればそれで良かった。
 
でもそんなことを言っていたら、若い子がたくさん入ってきて、次世代エースなんて呼ばれる子が下から迫ってくるし、48グループの中では年長の部類に入る梅田は後輩を育てる役目が多くなったし、梅田自身のキャリアも変わってきた気がした。梅田を好きになった頃と同じ気持ちではもう梅田を応援できないような気がして*1、去年の夏の東京ドームでのコンサートを自分の卒業公演と称して、無事に48ヲタ卒業。
 
そこからは、もう48ヲタのかたわらジャニヲタなんていうこともなくなり
ジャニヲタ本格始動!今に至る。
 
 
と、前置きは長くなったけど・・・
ここ数日、プチ断Jr.を試してみた。
どんな風にJr.応援したら良いのか分からなくなって、ジャニヲタの立ち位置ってどこなんだろうって悩み始めていたので、とりあえずJr.のこと頭から消してみよう!と。
 

結果:むりでした

 
でしょうね!こんな長い前置きをおいといて、この結果なわけ!!!と自分でも自分のアホさに頭を抱えるけど、私のおたく生活からJr.を断食する*2なんて、到底むりな話だった。
 

プチ断Jr.失敗

 
でも得たことは2つあって。
 
ひとつは、自分の人生を振り返る時間と、自分のための時間。たった21年間だけど、小学生の頃どんな遊びが好きだったとか、中高ではどんな先生が好きだったとか、大学受験のときこんな苦労したよね、就活はこうだったね、と母といろいろ話していました。もう来年の4月からは親元を離れて生活するので、母とこうして昔ことを懐かしめるのも貴重なひととき。普段は母娘ジャニヲタの私たちは、ジャニーズのテレビばっかり見るし、話も「3割はお互いの今日の話、残り7割はジャニーズ」みたいな感じだから、意識してJr.から離れるとなぜかジャニーズから離れる時間も普段に比べて増えて、良い数日間だったな。
それと、いつものスーパージャニヲタタイムのあいだにジョギングをするようにしたら体がすごくスッキリして、これは続けよう絶対に。E-girls西野カナを聞いて走ってたけど、ジャニーズの曲を聞きながらだったら、自分のためのジョギングとジャニヲタ同時進行できるじゃん、サイコーじゃん、Thank youじゃん!!!
 
もうひとつは、「なんかみんな笑ってるよ!!!」ということ*3
なるべくJr.の番組*4を見ないようにして、嵐兄さんのBET de 嵐をリピートしたり、録画を滞納していたスクール革命を見たりとか。ジャニーズのパフォーマンス空腹に耐えられなくなって、THE MUSIC DAYとかウルトラミュージックステーション(?)の録画を見返したりとか。デビュー組をひたすら見てた。
でも、お風呂あがりにドライヤーかけながらビール飲みながら少クラ観るという習慣だけは辞められず、「この子には、この子とデビューしてほしい」とか「きっとこの子はこうなるんだろうな」という私情の押し付けをやめて観ていたら
「岸くんまじかっこいいよ♡!」「涼くんめっかわすぎない!?!?」と、単細胞な感想しか出てこなかったけど、すんごい軽い気持ちで見れたし、ふつうにそれで楽しかった。
 
ジャニヲタ始めた最初の頃って、「藤ヶ谷くんがかっこいい」とか「藤ヶ谷くんがかっこいい」とか「藤ヶ谷くんがかっこいい」とか・・・だけで楽しくて、そんな初期の、ジャニーズをただただかっこいいと思う気持ちを忘れていた!!!ことに気付けた。
 
こんな単純なことだけど、重要な気付きだったと思っている。
 
ジャニヲタ辞めようかななんて思い悩んでいた数日前の自分*5ばか~!
 
ジャニヲタ楽しいぞ!!
 
だってみんなかっこいいもん!!!
 

ただそれだけで今日も私は楽しく生きられるんだゼ!!!!!

 

 

 

*1:完全に私の勝手

*2:普段Jr.を食べて生きてるとかいうことではない

*3:いよいよ深刻なアホ

*4:私が主に見ていたものといえば少クラとかガムシャラ

*5:こちら

li-liiiy.hatenablog.com